外資系企業転職の心構え1 – プロ野球選手のようになれるか?

外資系企業のマネージャー職になると、収入は最低でも1千万円、場合によっては二千万円以上ということだってありえます日本企業に比べたら、かなりいいはずです。ただ、その分、シビアさも日本企業よりもずっと上です。

外資系企業では従業員の多くが年俸制になっている会社が主流ですが、とくにマネージャークラスになると、毎年契約更改をし、年収が決まるようなものだと考えていいでしょう。その点では、プロ野球選手と同じです。

事考課の際に、会社が求めている結果を残せなかった場合には、契約更改してもらえない、つまり会社を辞めなければいけないこともあります。
外資系のマネージャーはスペシャリストが求められていますから、そのポジションで結果を残せなかった場合には、ほかのポジションで会社に残るということは考えられません。日本企業のように、営業部長から人事部長に異動するということはありえないのです。

実際に外資系のマネージャー職にある人たちは、そのことは十分わかっていて、自分のポジションがずっと保証されているという感覚は持っていないはずです。

結果が出ればよりよい条件で契約更改ができるけれど、結果が出なければ、そのうち去らなければならないと考えています。

また、いい結果を出して、それを評価したほかの会社がもっといい条件を示せば、そこに移ることも選択肢の一つだという意識もあります。

私の知っている外資系企業のマネージャー職の人たちも、ほとんどが三社、四社と移っています。極端な例では、四〇代そこそこで、九社を渡り歩いているというマネージャもいるほどです。

ある意味で、外資系企業のマネージャーは、プロ野球選手と同じで、個人事業主的色彩が強いといってもいいかもしれません。

一つのところに長くいられる保証がないという意識があるため、自分をより高く評価し、買ってくれるところに移っていく様は、トレードが頻繁に行なわれ、いくつものチームを渡り歩いてステップアップしていくメジャーリーガーに似ているともいえます。

成果を目に見える形で示せれば評価され、よりいい条件が提示される代わり、できなければ必要とされないという点も野球選手と一緒です

マネージャー職の評価は、成果がすべてです年齢も性別も関係ありませんから、女性マネージャーもたくさんいますし30代でマネージャーになって、自分より年上の部下がたくさんいるというケースもあります。

実力が認められ、目に見える成果を示すことができれば、ポジションと高収入が与えられるのです。

年功序列はなく、実力があり、チャンスをつかめば、ポジションと高い収入を得ることができる。しかし、結果がでなければいられなくなる。そんな一種のハイリスク、ハイリターンの意識を持ちながら仕事をしているのが、外資系企業のマネージャーなのです。